日本歴史地名大系 「浅草龍宝寺門前」の解説 浅草龍宝寺門前あさくさりゆうほうじもんぜん 東京都:台東区旧浅草区地区浅草龍宝寺門前[現在地名]台東区寿(ことぶき)一丁目新堀(しんぼり)川東岸にある浄土宗龍宝寺境内北・西側に立てられた門前町屋。同寺は南にある天台宗龍宝寺と区別するため浄土龍宝寺と俗称され、門前町屋も浅草浄土龍宝寺門前ともよばれた(文政町方書上)。町屋起立の年代は不明だが、沿革図書では元文四年(一七三九)の図から記載されている。東は桃林(とうりん)寺と御徒方屋敷、南は心月(しんげつ)院、北は浅草常福寺(あさくさじようふくじ)門前に接し、南北三七間・東西三一間の片側町屋。 浅草龍宝寺門前あさくさりゆうほうじもんぜん 東京都:台東区旧浅草区地区浅草龍宝寺門前[現在地名]台東区蔵前(くらまえ)四丁目新堀(しんぼり)川東岸にある。浅草東漸寺(あさくさとうぜんじ)門前の北、天台宗龍宝寺の門前に開かれた町屋。当地付近に同名の寺院がもう一ヵ寺あり、南側の龍宝寺は天台宗、北側の龍宝寺は浄土宗に属するため、当地では天台龍宝寺(文政町方書上は浅草龍宝寺)・浄土龍宝寺と区別している。門前町屋の起立は明らかでないが、天台龍宝寺は寛永一二年(一六三五)当地へ移転してきた(文政町方書上)。沿革図書では延宝年間(一六七三―八一)の図から門前町屋の記載がある。安永三年小間附町鑑には浅草新堀端龍宝寺境内借地門前とあり、田舎間三七間、延享二年(一七四五)以降町方支配となった。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by