龍宝寺(読み)りゆうほうじ

日本歴史地名大系 「龍宝寺」の解説

龍宝寺
りゆうほうじ

[現在地名]仙台市八幡四丁目

真言宗御室派で、恵沢山と号し、院号は宝殊院、本尊釈迦如来。大崎八幡神社の別当寺であり、伊達家の祈祷所として一門格に列せられ、寺領二七〇石余(封内風土記)の藩内屈指の名刹であった。創建年代は定かでないが、「封内風土記」によれば康正年中(一四五五―五七)証海が中興開山とあり、伊達氏に従って伊達だて梁川やながわ(現福島県伊達郡梁川町)から米沢玉造たまつくり岩出山いわでやま(現岩出山町)を経て仙台に移った。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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