20世紀日本人名事典 「浅野孟府」の解説
浅野 孟府
アサノ モウフ
大正・昭和期の彫刻家
- 生年
- 明治33(1900)年1月4日
- 没年
- 昭和59(1984)年4月16日
- 出生地
- 東京都渋谷区
- 本名
- 浅野 猛夫
- 学歴〔年〕
- 東京美術学校塑造科専科中退
- 主な受賞名〔年〕
- 大阪芸術賞〔昭和48年〕
- 経歴
- 在学中の大正9年第1回未来派美術協会展に出品。11年第9回院展に「頭」を、12年第10回二科展に「肖像」を出品。11年二科会の急進的フォーググループで結成した前衛美術集団アクションの同人となり、二科展彫刻部草創期の数少ない出品者の1人として活躍。13年アクションの分裂後、三科造型美術協会を結成、前衛美術運動を展開する。14年神原泰らと造型を創立、昭和6年大阪プロレタリア美術研究所を設立。戦後は二科会再建に参加、30年一陽会を創立。47年大阪彫刻家会議初代会長に就任。作品に「テラコッタの馬」「方形婦女」、連作に「大阪の女」などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」（2004年刊）20世紀日本人名事典について 情報