日本歴史地名大系 「浜久須村」の解説 浜久須村はまくすむら 長崎県:上県郡上対馬町浜久須村[現在地名]上対馬町浜久須唐舟志(とうじゆうし)村の北西方にあり、舟志(しゆうじ)浦の北の深い入江に臨む。「和名抄」にみえる対馬国上県郡久須(くす)郷の遺称地で、入江の岬の朝日山(あさひやま)古墳などからして対馬の北東地域の中心であったと考えられる。海辺にある当村(豊崎郷)に対し、西の山手にある久須村を田舎久須(いなかぐす)村(佐護郷)とも称した。「高麗日記」文禄三年(一五九四)一〇月二四日条に「浜楠」とみえる。「郡方毎日記」寛永一五年(一六三八)条に「はまくす」とみえる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by