浜薊(読み)ハマアザミ

関連語 名詞

精選版 日本国語大辞典 「浜薊」の意味・読み・例文・類語

はま‐あざみ【浜薊】

  1. 〘 名詞 〙 キク科の多年草。本州の伊豆地方から四国、九州の太平洋岸の海岸の砂地に生える。高さ二〇~六〇センチメートル。ゴボウ状の長い直根がある。葉は肉質で光沢があり、長楕円状披針形で羽状に中・深裂し、裂片は卵円形でさらに欠刻があり先端は鋭いとげ状。秋、茎の上部に数個の小枝を分けて紅紫色の大きな頭状花をつける。根と葉は食べられる。はまごぼう。ごぼうあざみ。〔物品識名(1809)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

動植物名よみかた辞典 普及版 「浜薊」の解説

浜薊 (ハマアザミ)

学名Cirsium maritimum
植物。キク科の多年草,園芸植物

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

世界大百科事典(旧版)内の浜薊の言及

【アザミ(薊)】より

…9~10月,紅紫色で,直径5cm内外の頭花を下向きにつけ開く。 東海地方以西,四国,九州の太平洋側には海岸の砂浜にハマアザミC.maritimum Makino(イラスト)が生えている。茎の高さは15~60cmくらいで,下部でよく分枝する。…

※「浜薊」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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