浦田神社(読み)うらたじんじや

日本歴史地名大系 「浦田神社」の解説

浦田神社
うらたじんじや

[現在地名]西之表市国上

国上くにがみの北部、浦田に鎮座する。鵜葺草葺不合尊を祀り、旧村社。玉依姫を祭神とする南種子みなみたね茎永の宝満くきながのほうまん神社とともに種子島における最も古い神社といわれ、両社は夫婦神とされる。神体は神社背後の山にある巨大な立石で、周り七尺、高さ四尺(種子島記)。神体の前に小祠があり、祠の中には銅鏡が納められている。この鏡は「社二者、鏡を勧請仕候」(種子島記)にあたるか。草創の年代は不明であるが、「薩隅日地理纂考」によれば永らく荒れていたものを元文三年(一七三八)、当浦の農民市兵衛が発起人となり浦人により再興された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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