浮人(読み)うかれびと

精選版 日本国語大辞典 「浮人」の意味・読み・例文・類語

うかれ‐びと【浮人】

  1. 〘 名詞 〙 ( 古くは「うかれひと」 )
  2. ① 古代、本籍地を離れて他所に住む者。戸籍によって把握できないので課役を免れやすく、そのため取締りの対象となった。浪人。
    1. [初出の実例]「戸籍(へふむた)を造り、盗賊(ぬすびと)と浮浪(ウカレヒト)とを断(や)む」(出典:日本書紀(720)天智九年二月(北野本訓))
  3. ② 美しい物や、華やかな事、また、異性などにひかれて浮かれ歩く人。
    1. [初出の実例]「見るからにさそふ水あらばうかれ人うき名立ても末はとをらず」(出典:浮世草子・好色通変歌占(1688))

うかれ‐うど【浮人】

  1. 〘 名詞 〙 「うかれびと(浮人)」の変化したもの。
    1. [初出の実例]「『うかれうどこそしるしなれ』とて、いで給ひぬ」(出典:宇津保物語(970‐999頃)蔵開中)

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