浮身(読み)ウキミ

デジタル大辞泉 「浮身」の意味・読み・例文・類語

うき‐み【浮(き)身】

からだの力を抜いてあおむけになり、水面に浮かぶこと。 夏》

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「浮身」の意味・読み・例文・類語

うき‐み【浮身】

  1. 〘 名詞 〙
  2. [ 一 ]
    1. 水中で全身の力をぬいてあおむけになり、手足を動かさず静かに水面に浮かんでいること。
      1. [初出の実例]「学習院の遊泳部で〈略〉飛び込みや浮身や潜りなどの業事(わざごと)にかけては」(出典潮風(1920‐21)〈里見弴〉三)
    2. 物や事態の重さを少なくすること。また、そのやり方。
      1. [初出の実例]「そこを寒公は狂言心があるから、浮身でふうわりとかかる」(出典:滑稽本・素人狂言紋切形(1814)下)
  3. [ 二 ] 越前、越後地方の遊女一種。旅商人などの滞在中、同居して世話をする私娼。〔物類称呼(1775)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android