海域公園地区(読み)かいいきこうえんちく

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

海域公園地区
かいいきこうえんちく

海域の景観と生物資源を保護するため国立公園国定公園内に設けられる特別な海域。1962年の第1回世界国立公園会議の勧告をうけ,1970年に自然公園法を改正,海中公園地区として設置。特別保護地区として扱われる。指定条件は,潮流や波が穏やかで,海岸線や海中の眺めに変化があり,海洋動植物の種類と数も多く,海水の透明度が高くて,汚染のおそれが少ないことなどとなっている。2009年の自然公園法改正で,名称が海域公園地区に改められるとともに,保護区域の対象が,従来の海中のみならず海鳥の休憩・生息地となる海上の岩礁干潟を含む海域に広がった。1970年7月に 10地区が指定されて以来,2014年4月までに 106地区 184ヵ所が指定されている。

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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

海域公園地区

環境省が海域の景観を維持するために指定。海面を埋め立てたり建物を建てたりするのに許可が必要になる。昨年2月、周防大島町南部沿岸の約56ヘクタールが瀬戸内海で初めて指定された。ニホンアワサンゴやウミイチゴなどの採集が規制されている。全国の指定は昨年3月末現在で、72地区計1万5829ヘクタールに及ぶ。

(2014-02-21 朝日新聞 朝刊 山東 1地方)

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