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海底長期連続観測網 かいていちょうきれんぞくかんそくもう Long‐term Oceanfloor Observatory Network

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知恵蔵2015の解説

海底長期連続観測網

海底に地震計、傾斜計、津波計(圧力計の一種)、電位差計、流速計、温度塩分計、深海テレビなどを設置、ケーブルで陸上観測室とつなぎ、海底を長期間連続モニターする施設。ケーブルは沿岸に近い所で新たに光ファイバーケーブルを敷く場合と、使用中止になった商用同軸ケーブルを流用する方法とがある。日本では海洋研究開発機構が1993年に、相模湾西部の初島沖水深1177mの海底生物群集内に全長8kmのケーブルを敷設、伊豆群発地震に伴う泥流の映像をリアルタイムでとらえた。97年からは室戸岬沖や三陸沖にも120kmのケーブルを敷き、水深3500mの海底を観測中。既設の同軸ケーブル利用では、神奈川県二宮‐グアム間のTPC‐1(Trans‐Pacific Cable‐1、全長2700km)、グアム‐沖縄間のTPC‐2(全長2527km)の使用を開始し、今後各所に地震計、津波計、水中マイクロホン(海底火山爆発音を検知)、音響距離計、電位差計などを接続する予定。米国ではハワイオアフ島から米大陸西海岸に至る同軸ケーブル(HAW‐2全長3300km)を利用して、地球物理観測ステーションH^2O(Hawaii‐2 Observatory)をマレー断裂帯とモロカイ断裂帯の中間に設置した。

(小林和男 東京大学名誉教授 / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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