海底長期連続観測網(読み)かいていちょうきれんぞくかんそくもう(その他表記)Long‐term Oceanfloor Observatory Network

知恵蔵 「海底長期連続観測網」の解説

海底長期連続観測網

海底に地震計、傾斜計津波計(圧力計の一種)、電位差計、流速計、温度塩分計、深海テレビなどを設置、ケーブルで陸上観測室とつなぎ、海底を長期間連続モニターする施設。ケーブルは沿岸に近い所で新たに光ファイバーケーブルを敷く場合と、使用中止になった商用同軸ケーブルを流用する方法とがある。日本では海洋研究開発機構が1993年に、相模湾西部の初島沖水深1177mの海底生物群集内に全長8kmのケーブルを敷設伊豆群発地震に伴う泥流の映像をリアルタイムでとらえた。97年からは室戸岬沖や三陸沖にも120kmのケーブルを敷き、水深3500mの海底を観測中。既設の同軸ケーブル利用では、神奈川県二宮‐グアム間のTPC‐1(Trans‐Pacific Cable‐1、全長2700km)、グアム‐沖縄間のTPC‐2(全長2527km)の使用を開始し、今後各所に地震計、津波計、水中マイクロホン(海底火山爆発音を検知)、音響距離計、電位差計などを接続する予定。米国ではハワイ・オアフ島から米大陸西海岸に至る同軸ケーブル(HAW‐2全長3300km)を利用して、地球物理観測ステーションH^2O(Hawaii‐2 Observatory)をマレー断裂帯とモロカイ断裂帯の中間に設置した。

(小林和男 東京大学名誉教授 / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

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