精選版 日本国語大辞典 「海潮」の意味・読み・例文・類語 かい‐ちょう‥テウ【海潮】 〘 名詞 〙 うしお。海水。海水の流れ。[初出の実例]「島樹深遮二仙洞路一、海潮直到二寺門前一」(出典:蕉堅藁(1403)送古心蔵主帰天草旧隠)「今の海潮には満干の時刻あり」(出典:文明論之概略(1875)〈福沢諭吉〉一)[その他の文献]〔庾信‐哀江南賦〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
改訂新版 世界大百科事典 「海潮」の意味・わかりやすい解説 海潮[温泉] (うしお) 島根県東部,雲南市の旧大東町にある温泉。斐伊川支流の赤川上流域に湧出する山あいの温泉で,ボウ硝泉,49℃。《出雲国風土記》にも記され,奈良時代の発見といわれる歴史の古い温泉地で,能や謡曲の形式をとり入れた海潮神代神楽で知られる。赤川はホタルの名所であり,根元の周囲約14mの海潮のカツラは天然記念物に指定されている。19世紀末には県製炭業の拠点となり,製炭法伝習所があり,第2次世界大戦中は陸軍病院の分院もおかれていた。執筆者:池田 善昭 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by