海野町(読み)うんのまち

日本歴史地名大系 「海野町」の解説

海野町
うんのまち

[現在地名]上田市中央ちゆうおう二丁目

上田城追手口前で北から東に曲がる北国脇往還に沿って東へ延び、上田城下の中心。いち町・宿場町でもある。町の長さ三町二五間(長野県町村誌)

天正一一年(一五八三)上田築城後、真田氏がゆかりの深かった小県郡海野郷の住人、とりわけ太平寺たいへいじ村より多くを移住させてつくった(上田市史)。町成立の頃の様子を、「海野町立、初八・九軒の節は、おもひおもひ南側にて日請け好き方に口を明け、往来の方口無き家も御座候」(百合さゞめごと)と伝える。天和四年(一六八四)真田信之は家造りのよい家七軒に城主来客などの宿にすることを申し渡している(神尾史料)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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