涇水(読み)けいすい(英語表記)Jīng shuǐ

世界大百科事典 第2版の解説

けいすい【涇水 Jīng shuǐ】

中国,陝西省中部の渭河(渭水)の支流涇河ともいう。寧夏回族自治区と甘粛省の境界,六盤(りくばん)山系に発し,南東へ流れ,渭河盆地の中央付近で渭河と合流する。全長約450km。黄土高原をへるため土砂が多く水はにごり,〈涇渭〉として本流の澄んだ渭河と対比される。秦代に東方洛河とを結ぶ鄭国渠(ていこくきよ)が開かれ,また,の武帝時代には渭河に直結する白渠も開削されるなど,早くから灌漑に利用されてきた。

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精選版 日本国語大辞典の解説

けい‐すい【涇水】

中国の渭川の支流の一つ。甘粛省東部と陝西省西部を南東に流れ、西安の東北方で渭川に注ぐ川。涇河。

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世界大百科事典内の涇水の言及

【治水】より

…四川省成都灌県の岷江(みんこう)に築かれ,人工的に山を切り開いた宝瓶口から岷江の河水を成都平原の灌県に導き入れるもので,川の中央に魚嘴(ぎよし)を築いて東側の支渠と西側の岷江本流とに二分するが,飛沙堰を設けて支渠に流入する水量を調節する措置が施され,灌漑と防洪の両面を具備した点に特色がある。前246年に鄭国が設計,建設した鄭国渠(きよ)は,陝西省涇陽県から涇水の水を東に引いて洛水に注ぎ入れる全長200km近い工程で,関中平原を灌漑し,塩漬地の改造をもたらした。また〈井渠法〉は,前漢武帝のときに関中平原の竜首渠で創始された。…

※「涇水」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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