コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

消化管間質腫瘍 ショウカカンカンシツシュヨウ

2件 の用語解説(消化管間質腫瘍の意味・用語解説を検索)

デジタル大辞泉の解説

しょうかかん‐かんしつしゅよう〔セウクワクワンカンシツシユヤウ〕【消化管間質腫瘍】

胃・小腸など消化管の粘膜下の間質に発生する腫瘍。細胞の増殖に関与するKITたんぱく質の異常によって、細胞の増殖が亢進することにより起こる。症状に応じて手術により摘出する。切除できない場合は、分子標的治療薬イマチニブ(商品名グリベック)により腫瘍細胞の増殖を抑制する。GIST(ジスト)(Gastrointestinal stromal tumor)。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

消化管間質腫瘍
しょうかかんかんしつしゅよう

胃や腸など消化管の粘膜の下にある筋層などに発生する腫瘍(しゅよう)(粘膜下腫瘍)。消化管でもっとも多い粘膜下の間質に発生する間葉系腫瘍の一つである。消化管間葉系腫瘍ともいう。英語名称はgastrointestinal stromal tumorで、略称GIST。かつては平滑筋由来と考えられていたため平滑筋芽細胞腫ともよばれた。細胞の増殖をつかさどるKIT(キット)タンパク質が異常をきたし、筋層にあるこのタンパク質をもつ細胞(カハールCajal介在細胞)が悪性増殖して腫瘍が形成されると考えられている。消化管のなかではとくに胃に多く発生する。特徴的な症状が比較的乏しく、自覚症状のないまま経過し悪性化して発見されることも多い。おもな症状としては吐血や下血、腹痛、腹部腫瘤(しゅりゅう)などがある。3センチメートルを超える腫瘍に対しては外科的切除が第一選択であるが、癌(がん)分子標的治療薬イマチニブが保険適用となっており、手術で完全にとりきれなかった例や進行して切除ができない例、および再発例にはこの薬物投与も検討される。また5センチメートルを超える腫瘍は悪性度が高い。[編集部]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

消化管間質腫瘍の関連キーワードポリポーシスMALTリンパ腫下部消化管上部消化管gastro intestinal bleeding機械的消化腸リンパ管拡張症マイスナー神経叢膜消化ハエ幼虫症 (myiasis, myasis)

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone

消化管間質腫瘍の関連情報