消息宣下(読み)しょうそくせんげ

精選版 日本国語大辞典 「消息宣下」の意味・読み・例文・類語

しょうそく‐せんげセウソク‥【消息宣下】

  1. 〘 名詞 〙 勅旨を宣旨を用いて簡略に伝達する際の形式口宣の伝達を受けた上卿が宣旨発給を命ずる書状消息)を添えてこれを外記局弁官内記局などに送付するのでいう。消息はまた蔵人から上卿へ、あるいは弁官内部での弁から史への伝達にも用いられることがあった。
    1. [初出の実例]「輪王寺母堂経子〈冷泉前大納言為経卿女号栄秀院〉叙従三位〈消息宣下也〉」(出典:宗建卿記‐享保一六年(1731)六月六日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例 初出

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android