コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

上卿 しょうけい

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

上卿
しょうけい

平安時代以降,朝廷の行事を担当奉行する上首の公卿。節会など大行事には大臣が,小公事には大・中納言,参議が上となる。恒例の行事の一部分については,前年の 12月頃に公卿分配があって上卿が予定された。このほか公卿の別称にも用いられ,記録所長官 (かみ) も上卿と呼ばれた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

デジタル大辞泉の解説

じょう‐きょう〔ジヤウキヤウ〕【上×卿】

しょうけい(上卿)

しょう‐けい〔シヤウ‐〕【上×卿】

《「じょうけい」とも》
朝廷の諸行事・会議などの執行の責任者として指名された公卿(くぎょう)。列席した公卿中の首席の者が選ばれた。
記録所の長官。
公卿(くぎょう)の異称。

じょう‐けい〔ジヤウ‐〕【上×卿】

しょうけい(上卿)

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典 第2版の解説

しょうけい【上卿】

朝廷において恒例・臨時の儀式や政務を主宰する上首の公卿をいい,上(しよう)とのみ略記することもある。おおむね前年度末に行われる公卿分配(行事の役割分担)で,だれがどの行事の上卿になるかが定まるが,大臣・大中納言が充てられる。しかし公卿分配をしない行事の中には,当日参入した公卿の上位の者を上卿とすることがあり,これを日上(ひのしよう)といった。また参議も上卿になる例があるが,小行事(たとえば国忌,大祓,梅宮祭,吉田祭)にかぎられる。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

大辞林 第三版の解説

じょうきょう【上卿】

しょうけい【上卿】

〔「じょうけい」とも〕
中国、周代、公卿こうけいの上位の者。
平安・鎌倉時代、朝廷で、太政官の行う諸公事を指揮する公卿くぎよう
記録所きろくしよの長官。
公卿くぎよう 」に同じ。

じょうけい【上卿】

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

上卿の関連キーワード記録荘園券契所刎頸の交わり諸国申請雑事勧修寺光豊副状∥添状女房奉書洞院実世鎌倉時代藤原元命広橋兼秀内侍宣春日祭太政官大間書官宣旨藺相如恩賞方口宣案宣旨所宛

今日のキーワード

だまされたふり作戦

「振り込め詐欺」に代表される特殊詐欺事件の警察による捜査手法の一つで、振り込め詐欺と思われる不審な電話があった時、被害者が協力してだまされたふりをし、容疑者の電話番号、振込先、訪問時間などを聞き出し、...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android