ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「消滅処理」の意味・わかりやすい解説 消滅処理しょうめつしょりtransmutation 原子炉での使用済み核燃料を再処理することによって発生する,高レベル放射性廃液中の有害で長寿命の放射性核種を,原子炉,加速器からの中性子を照射するなどの方法で,安定な核種や短寿命の核種に変えること。消滅対象核種は,ネプツニウム,アメリシウムなどの超ウラン元素 TRU,およびストロンチウム 90,セシウム 137など長寿命の核分裂生成物である。日本ではオメガ計画と称する研究開発の国家プロジェクトが推進され,国際協力も行なわれている。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by