太陽系形成時には存在していたが,半減期が短いため現在では消滅したと推定され,天然には存在しない放射性核種.根拠はいん石中などに見いだされる異常に大きい同位体存在比(同位体存在度)で,たとえば,129Xe は半減期1.57×107 y の 129I に起因すると考えられている.地球上でも,天然の原子炉が活動していたとされるアフリカのオクロ鉱山付近で,131Xe,132Xe の過剰存在比が報告されている.太陽系の年齢が4.6×109 y であるから,半減期(t1/2)数百万年前後の核種が相当する.ほかには,26Al(t1/2 = 0.72×106 y,娘核種 26Mg),41Ca(0.1×106 y,41K),53Mn(3.7×106 y,53Cr),60Fe(1.5×106 y,60Ni),107Pd(6.5×106 y,107Ag),146Sm(10.3×106 y,142Nd),182Hf(8.9×106 y,182W),244Pu(80×106 y,240U)などがある.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
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