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放射性崩壊 ホウシャセイホウカイ

世界大百科事典 第2版の解説

ほうしゃせいほうかい【放射性崩壊 radioactive decay】

不安定な原子核(放射性同位体)は自然にα線,β線,あるいはγ線などの放射線を放出してより安定な原子核へ変化する。これを放射性崩壊という。崩壊の種類としてはα崩壊,β崩壊,γ崩壊が古くからよく知られている。α線の放出を伴うα崩壊では,原子番号が2,質量数が4だけ減少する。β崩壊には,電子(e)と反ニュートリノ(ν)が放出されて質量数は変化しないが,原子番号が1だけ増える場合(β崩壊)と,陽電子(e)とニュートリノ(ν)が放出され原子番号が1だけ減る場合(β崩壊)とがある。

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大辞林 第三版の解説

ほうしゃせいほうかい【放射性崩壊】

不安定な核種が、 α 粒子・電子・陽電子・中性子・陽子を放出(または核外の電子を吸収)して、別種の核種に転換する現象。放射性壊変。

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世界大百科事典内の放射性崩壊の言及

【放射性元素】より

…さらにこれまでに104番,105番,106番,107番までの元素がつくられているが,それらの名称については確定されていない(たとえば104番元素はクルチャトビウムおよびラザフォージウムなどという名称が主張されている)。
[放射性崩壊]
 放射性核種は,自然にα線,β線,γ線などを放射して崩壊していくが,元素としての変化に関係してくるのはα線とβ線である。α線はα粒子(すなわちヘリウムの原子核)の粒子線であり,α粒子一つを放射すると,質量数4,原子番号2だけ小さい核種となる。…

※「放射性崩壊」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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