日本歴史地名大系 「涌谷村」の解説 涌谷村わくやむら 宮城県:遠田郡涌谷町涌谷村[現在地名]涌谷町涌谷江合(えあい)川の左岸と篦岳(ののだけ)丘陵のあいだに開けた村。西は江合川を挟み馬場谷地(ばばやち)村、東は篦岳丘陵の裾野に広がる小塚(こづか)村、北西は上(かみ)丁で境を接する下郡(しもごおり)村。天正一九年(一五九一)九月、伊達政宗の転封に従った亘理元宗・重宗父子は旧領亘理(わたり)郡からいったん遠田郡大沢(おおさわ)村(現田尻町)の百々(どうどう)城に入ったあと、当地に移ったという。慶長五年(一六〇〇)葛西大崎船止日記(伊達家文書)の大崎中に「わきやの内 せわりあミ有」とある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by