涓埃(読み)けんあい

精選版 日本国語大辞典 「涓埃」の意味・読み・例文・類語

けん‐あい【涓埃】

  1. 〘 名詞 〙 しずくとちり。涓滴(けんてき)塵埃(じんあい)。転じて、きわめてわずかな物や事のたとえにも用いる。
    1. [初出の実例]「聊以香資涓埃也」(出典蔭凉軒日録‐長享二年(1488)正月一七日)
    2. [その他の文献]〔杜甫‐野望詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「涓埃」の読み・字形・画数・意味

【涓埃】けんあい

一滴の水とわずかな塵。わずかなものにたとえる。唐・杜甫野望〕詩 惟だ遲(ちぼ)を將(もつ)て多に供す 未だ涓埃もに答ふるらず

字通「涓」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む