涓埃(読み)けんあい

精選版 日本国語大辞典 「涓埃」の意味・読み・例文・類語

けん‐あい【涓埃】

  1. 〘 名詞 〙 しずくとちり。涓滴(けんてき)塵埃(じんあい)。転じて、きわめてわずかな物や事のたとえにも用いる。
    1. [初出の実例]「聊以香資涓埃也」(出典蔭凉軒日録‐長享二年(1488)正月一七日)
    2. [その他の文献]〔杜甫‐野望詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「涓埃」の読み・字形・画数・意味

【涓埃】けんあい

一滴の水とわずかな塵。わずかなものにたとえる。唐・杜甫野望〕詩 惟だ遲(ちぼ)を將(もつ)て多に供す 未だ涓埃もに答ふるらず

字通「涓」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android