涓涓(読み)ケンケン

デジタル大辞泉 「涓涓」の意味・読み・例文・類語

けん‐けん【××涓】

[ト・タル][文][形動タリ]水が細く流れるさま。「涓涓として清水が湧き流れる」

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精選版 日本国語大辞典 「涓涓」の意味・読み・例文・類語

けん‐けん【涓涓】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用タリ 〙 水が細く流れるさま。小川などの水がちょろちょろと流れるさま。
    1. [初出の実例]「触石生来閑澹々、盈科流出細涓々」(出典:岷峨集(1313‐28頃)上・雲泉)
    2. 「其涓々(ケンケン)たる水声の淀まざるこそ、嘗て清かりし兆(きざし)にして」(出典:帰省(1890)〈宮崎湖処子〉三)
    3. [その他の文献]〔陶潜‐帰去来辞〕

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普及版 字通 「涓涓」の読み・字形・画数・意味

【涓涓】けんけん

水がちょろちょろと流れる。晋・陶潜〔帰去来の辞〕木は欣欣(きんきん)として以て榮に向ひ、泉は涓涓として始めてる。

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