最新 地学事典 「液状化防止工法」の解説
えきじょうかぼうしこうほう
液状化防止工法
countermeasures for liquefaction
人工地層や沖積層など,締まり具合が弱い地層の上にある建造物が液状化-流動化による被害を受けないようにする工法。液状化は,締まり具合が弱く地下水面が浅い地層ほど起こりやすい。そこで,1)地層を締め固める方法,2)間隙水圧の上昇を防ぐ方法がとられる。2)に関しては,あらかじめ地下水位を低下させておく方法と,ドレーンを地中に設置し,地下水位が地表を超えないようにする方法がある。2011年東北地方太平洋沖地震では,東京湾岸埋立地において1)や2)のドレーンを設置する方法を施していた場所では液状化被害はみられず,施していないその周囲では被害がみられた。近年,構造物の周囲を地中壁で囲む方法も提案されている。
執筆者:風岡 修
参照項目:液状化
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

