淡路人形浄瑠璃(読み)アワジニンギョウジョウルリ

デジタル大辞泉 「淡路人形浄瑠璃」の意味・読み・例文・類語

あわじ‐にんぎょうじょうるり〔あはぢニンギヤウジヤウルリ〕【淡路人形浄瑠璃】

淡路島に残る人形芝居。近世初頭に始まり、享保(1716~1736)ごろ最盛義太夫節による三人遣い人形かしら文楽より大きい

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デジタル大辞泉プラス 「淡路人形浄瑠璃」の解説

淡路人形浄瑠璃

兵庫県南あわじ市の淡路島に伝わる民俗芸能。義太夫節による3人遣いの人形芝居。江戸期には蜂須賀氏保護を受けて繁栄し、西日本中心各地を巡業して浄瑠璃文化を普及した。1976年、国の重要無形民俗文化財指定

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世界大百科事典(旧版)内の淡路人形浄瑠璃の言及

【人形浄瑠璃】より

…特に,義太夫節を用いる淡路と阿波の人形浄瑠璃はその代表的なもので,歴史も古く,広範囲に影響を及ぼした。淡路人形浄瑠璃における職能的な操り座の成立は寛文年間(1661‐73)といわれるが,遅くとも古浄瑠璃時代には活躍していたことが明らかである。その行動圏は早くから島内にとどまらず,享保ころには,全盛期を迎えた竹豊両座に参加するものも出ていたと考えられる。…

※「淡路人形浄瑠璃」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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