深向院(読み)しんこういん

日本歴史地名大系 「深向院」の解説

深向院
しんこういん

[現在地名]甲西町宮沢

宮沢みやざわ集落のほぼ中央に位置する。天沢山と号し、曹洞宗本尊釈迦如来。もと甲府興因こういん寺末。史料によっては新光院・真光院と記すものもある。前身は天長年間(八二四―八三四)に弘法大師空海が草創した真言宗寺院と伝える。のち武田(石和)五郎信光が信光寺と改めたという。さらに応永年間(一三九四―一四二八)西郡を拠点とした大井修理大夫春信(信明の子、武田信武の孫)が再興した。このため春信を開基とし、その位牌(法名深向院祖庭松公居士)を安置する。下って天文年間(一五三二―五五)跡部大炊助勝資が興因寺五世玄紹宗黄を請じて中興、改宗した(以上「甲斐国志」)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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