添新田村(読み)そえしんでんむら

日本歴史地名大系 「添新田村」の解説

添新田村
そえしんでんむら

[現在地名]倉敷市茶屋町ちややまち

沖新田おきしんでん村と高須賀たかすか村に挟まれた南北に細長い地。元禄三年(一六九〇)の開発。前潟まえがた新田(現都窪郡早島町)が開発され汐入しおいり川が開削されたため、干潟の排水がよくなり高須賀村寄りに付寄洲ができた。羽島はしま村の武右衛門が領主に願出て、備前国和気わけ稲坪いなつぼ(現和気町)清右衛門に開発を請負わせた(文化一一年「扇面手鑑」尾崎文書)。開発された新田は三〇町であったが(「早島帯江領新田」三宅文書)、当新田もまた早島・帯江の旗本両戸川氏で南北に細長く分割された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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