清廉潔白(読み)せいれんけっぱく

精選版 日本国語大辞典 「清廉潔白」の意味・読み・例文・類語

せいれん‐けっぱく【清廉潔白】

〘名〙 (形動) 心や行ないが清くて正しく、私欲を図ったり不正をしたりすることのないこと。また、そのさま。
※寛永刊本蒙求抄(1529頃)四「清廉潔白(セイレンケッハク)な吏官の子孫ぢゃと云ぞ」
経国美談(1883‐84)〈矢野龍渓〉後「如何に清廉潔白の名士と雖も」

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デジタル大辞泉 「清廉潔白」の意味・読み・例文・類語

せいれん‐けっぱく【清廉潔白】

[名・形動]心が清くて私欲がなく、後ろ暗いところのないこと。また、そのさま。「清廉潔白な(の)政治家

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四字熟語を知る辞典 「清廉潔白」の解説

清廉潔白

心や行いが清くて正しく、後ろ暗いところがなにひとつない様子

[活用] ―な・―に・―だ。

[使用例] それでなきゃ、あの清廉潔白な細谷先生が、清風荘に安閑ととどまっていられるわけがない[武田泰淳風媒花|1952]

[使用例] おじいさんは若い頃は相当に派手なこともなさったらしいけど、わたしたちが結婚した頃は真面目一方のお役人で、清廉潔白というお人だった[福永武彦忘却の河|1963]

[解説] 「清廉」は心が清く私利私欲がなく、行いがいさぎよいこと。

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