清水公照(読み)シミズ コウショウ

20世紀日本人名事典 「清水公照」の解説

清水 公照
シミズ コウショウ

昭和・平成期の僧侶 東大寺長老;元・華厳宗管長。



生年
明治44(1911)年1月3日

没年
平成11(1999)年5月6日

出生地
兵庫県姫路市

学歴〔年〕
龍谷大学〔昭和18年〕卒

主な受賞名〔年〕
仏教文化賞〔昭和55年〕,龍谷賞〔平成7年〕

経歴
姫路市の農家に生まれる。16歳で華厳宗の東大寺宝厳院に弟子入り。昭和49年東大寺別当、50年住職、第207世華厳宗管長となり、異例の2期6年務めた。全国を勧進行脚して寄進を募り、約50億円をかけた東大寺大仏殿の昭和の大修理実現を成し遂げた。書や文人画陶芸などに造詣が深く、芸術活動も行った。著書に「文人画の十二カ月」「ありのままでえやないの」「華厳経入門」「おかげさんの心」など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「清水公照」の解説

清水公照 しみず-こうしょう

1911-1999 昭和-平成時代の僧。
明治44年1月3日生まれ。16歳で東大寺宝厳院にはいり,竜谷大卒業後天竜寺で禅をまなぶ。宝厳院住職となり,昭和49年東大寺別当,50年華厳(けごん)宗管長。55年大仏殿の昭和大修理落慶法要をもよおした。平成11年5月6日死去。88歳。兵庫県出身。著作に「華厳経入門」,画文集に「花ぼとけ」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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