日本歴史地名大系 「清沢」の解説 清沢せいさわ 石川県:石川郡鶴来町鶴来村清沢平等寺(びようどうじ)川が西流する鶴来町清沢町を中心として日詰(ひづめ)町・朝日(あさひ)町周辺に比定される地名。「きよさわ」ともよばれたと考えられる。中世末期に浄土真宗願得(がんとく)寺が所在し、「拾塵記」に「石川郡河内庄剣村之内上院、下院ト云ハ下也、清沢ノ坊ハ本泉寺蓮悟開基也」とあることから、同寺が上院と下院に二分され、金剣(きんけん)宮の南にあったと推定される(鶴来町史)。永正五年(一五〇八)八月頃から「近所ノ輩」の勧進で本泉(ほんせん)寺(現金沢市)の蓮悟が清沢坊を開創。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報