清狂(読み)せいきょう

精選版 日本国語大辞典 「清狂」の意味・読み・例文・類語

せい‐きょう‥キャウ【清狂】

  1. [ 1 ] 〘 名詞 〙 ( 形動 )
    1. 狂人ではないが、言行常軌を逸していて狂人に似ているもの。また、そのさま。〔漢書‐昌邑王賀伝〕
    2. 潔白すぎて常軌を逸すること。極度に心が清潔なため、ほとんど狂人のように見えるさま。また、その人。
      1. [初出の実例]「到日諸昆如問我、倦懐不昔清狂」(出典:蕉堅藁(1403)送人之相陽)
      2. [その他の文献]〔左思‐魏都賦〕
  2. [ 2 ]げっしょう(月性)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「清狂」の読み・字形・画数・意味

【清狂】せいきよう(きやう)

放逸で反俗的な生きかた。宋・仲淹〔中元の夜、百花洲にて作る〕詩 南陽太守狂發し 未だ中秋に至らざるに、先づを賞す

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