清綱村(読み)きよつなむら

日本歴史地名大系 「清綱村」の解説

清綱村
きよつなむら

[現在地名]吉舎町清綱

馬洗ばせん川に沿った南北に細長い村。北は吉舎村の沖積平地へと続く。元和五年(一六一九)の備後国知行帳では高四七三・三三石。「国郡志下調書出帳」によると、村高四七四石余(畝二四町余)のうち、田三七八石余(畝一六町余)・畑九〇石余(畝八町余)で、田の反当収量は二石三斗余、畑は一石一斗余に見積られている。当時清綱村は関蔵人以下四名の給知で楮仕入銀一五〇匁を受取り、毎年一一月楮九三貫を藩の楮改役へ上納している。

近世、清綱村の馬洗川堤防はしばしば決壊し、村内や下流の吉舎村に大きな損害を与えた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android