床上(読み)ユカウエ

デジタル大辞泉 「床上」の意味・読み・例文・類語

ゆか‐うえ〔‐うへ〕【床上】

建物の床の上。また、床から上。「床上まで水につかる」

しょう‐じょう〔シヤウジヤウ〕【床上】

ゆかの上。また、とこの上。

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精選版 日本国語大辞典 「床上」の意味・読み・例文・類語

しょう‐じょうシャウジャウ【床上】

  1. 〘 名詞 〙 ゆかの上。また、ねどこの上。
    1. [初出の実例]「昏帰恥対閨中妾、夜臥強談床上児」(出典文華秀麗集(818)上・蒙譴外居、聊以述懐、敬簡金吾将軍〈仲雄王〉)
    2. 「牀上(シャウジャウ)一張の琴(きん)を置き」(出典:花柳春話(1878‐79)〈織田純一郎訳〉附録七)
    3. [その他の文献]〔漢書‐外戚・孝成趙皇后伝〕

とこ‐あげ【床上】

  1. 〘 名詞 〙 大病出産のあと、回復して寝床をあげること。また、その祝い。とこばらい。
    1. [初出の実例]「直(ただち)湯浴(ゆあみ)医者の許したまで健かになって床揚(トコアゲ)をしたのである」(出典:恋慕ながし(1898)〈小栗風葉一九)

ゆか‐うえ‥うへ【床上】

  1. 〘 名詞 〙 床の上。また、床よりも上。
    1. [初出の実例]「大水の見舞に行てみれば、床上(ユカウヘ)へはあげず」(出典:咄本・鹿の子餠(1772)雪隠)

ゆか‐あがり【床上】

  1. 〘 名詞 〙 床から衣服の裾までを垂直に測った寸法。裾を床に平行にするために測る。床上がり寸法とも。

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