精選版 日本国語大辞典「床上」の解説
しょう‐じょう シャウジャウ【床上】
※文華秀麗集(818)上・蒙譴外居、聊以述懐、敬簡金吾将軍〈仲雄王〉「昏帰恥レ対閨中妾、夜臥強談床上児」
※花柳春話(1878‐79)〈織田純一郎訳〉附録七「牀上(シャウジャウ)に一張の琴(きん)を置き」 〔漢書‐外戚・孝成趙皇后伝〕
とこ‐あげ【床上】
〘名〙 大病や出産のあと、回復して寝床をあげること。また、その祝い。とこばらい。
※恋慕ながし(1898)〈小栗風葉〉一九「直(ただち)に湯浴(ゆあみ)を医者の許したまで健かになって床揚(トコアゲ)をしたのである」
ゆか‐うえ ‥うへ【床上】
〘名〙 床の上。また、床よりも上。
※咄本・鹿の子餠(1772)雪隠「大水の見舞に行てみれば、床上(ユカウヘ)へはあげず」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報