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減数手術 げんすうしゅじゅつ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

減数手術
げんすうしゅじゅつ

排卵誘発剤や体外受精などによって妊娠した複数の胎児の一部を中絶する手術。超音波断層診断装置を使って塩化カリウムを胎児に注入,心停止させて中絶する。日本母性保護医協会などの学会では倫理上好ましくないとして認めていないが,母子の健康上の理由で事実上進められている。日本産婦人科学会では 1993年より倫理委員会での検討を開始している。

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知恵蔵の解説

減数手術

産科的合併症や新生児合併症の多い3胎、4胎以上の多胎妊娠で、発育胎児数を減少させようとするもの。不妊治療で注射による排卵誘発剤を使用した場合、約20%が双胎以上の妊娠となり、そのため早産頻度も高く、平均在胎週数は双胎が36週、3胎が32週、4胎が28週である。新生児には未熟性による危険がある。さらに母体への負荷も大きい。そのため、超多胎妊娠(3胎以上)に対し減数手術の考え方が生まれた。日本産婦人科医会では、母体保護法の適用外との見解をとっていたが、1999年に容認の方向性を示した。しかし、現在まだ法的には認められていない。なお、体外受精の場合、4胎以上の妊娠を予防するため、日本産科婦人科学会は、98年に会告で移植胚数を3個までに制限している。

(安達知子 愛育病院産婦人科部長 / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について | 情報

朝日新聞掲載「キーワード」の解説

減数手術

双子以上の多胎妊娠で、一部の胎児を中絶する手術。胎児の心臓に塩化カリウムを注入するなどして、子宮内で心停止させる。多胎妊娠では、早産や胎児死亡などのリスクが高まるため、母子の健康保護を目的に広まった。

(2013-08-06 朝日新聞 朝刊 2社会)

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デジタル大辞泉の解説

げんすう‐しゅじゅつ【減数手術】

多胎妊娠の場合に、母子の生命の危険性を回避するため、一部の胎児子宮内で死滅させる手術。

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大辞林 第三版の解説

げんすうしゅじゅつ【減数手術】

多胎妊娠において、胎児の一部を中絶し、一人か二人の胎児を残す方法。

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