最新 地学事典 「温海ドレライト」の解説
あつみドレライト
温海ドレライト
Atsumi dolerite
山形県南西の沿岸沿いに分布する岩床群。中新世の頁岩および砂岩中に中新世後期に貫入。いくつかの岩床は著しいマグマ分化を示し,下部のかんらん石ドレライト,上部のかんらん石方沸石ドレライトおよび方沸石ドレライトの岩脈,方沸石閃長岩のパッチからなる。マグマの分化に応じ,かんらん石・斜長石・輝石・磁鉄鉱の組成は変化し,マグマの分化が進むとMgOおよびCaOは減少し,SiO2およびアルカリは増加する方向に変化し,鉄は濃集しない。マグマは高アルミナ玄武岩質およびアルカリかんらん石玄武岩質である。参考文献:I.Kushiro(1963) J. Fac. Sci.,Univ. Tokyo, Sec.Ⅱ,Vol.15
執筆者:宇井 忠英
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

