渲染法(読み)センゼンホウ

デジタル大辞泉 「渲染法」の意味・読み・例文・類語

せんぜん‐ほう〔‐ハフ〕【×渲染法】

東洋画技法の一。画面に水を塗り、乾きぎわに墨や絵の具で描いて、ぼんやりとにじませる法。山水図雲煙、おぼろ月夜などの朦朧もうろうとした感じを表す。にじみがき。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「渲染法」の意味・読み・例文・類語

せんせん‐ほう ‥ハフ【渲染法】

〘名〙 画法一つ。画面に水を引いてその乾きぎわに筆を下したり、淡墨淡彩を施してその乾かないうちに筆に水を含ませて描いたりなどして、濃淡をきわだたせないでにじみがきの妙味を表出する画法。

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