渺漫(読み)ビョウマン

デジタル大辞泉 「渺漫」の意味・読み・例文・類語

びょう‐まん〔ベウ‐〕【×渺漫】

[ト・タル][文][形動タリ]果てしなく広がっているさま。渺渺
「暴水漲みなぎり田地を浸して稲の穂を没し、―として沼の如く」〈鉄腸南洋の大波瀾〉

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精選版 日本国語大辞典 「渺漫」の意味・読み・例文・類語

びょう‐まんベウ‥【渺漫】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用タリ 〙 水面などの限りなく広いさま。はるかに遠くまで続くさま。渺渺。
    1. [初出の実例]「長河渺漫作廻流」(出典:懐風藻(751)吉野之作〈丹広成〉)
    2. [その他の文献]〔劉滄‐江行夜泊詩〕

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普及版 字通 「渺漫」の読み・字形・画数・意味

【渺漫】びよう(べう)まん

広くはるかなさま。唐・張九齢〔故刑部李尚書詞、三首、三〕詩 渺漫たり、野中 たり、裏の 共に悲しむ、人事ゆるを 唯だ杜陵の田に對す

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