湖出金四郎(読み)こいで きんしろう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「湖出金四郎」の解説

湖出金四郎(初代) こいで-きんしろう

?-1720 江戸時代前期-中期の長唄唄方。
杵屋(きねや)宇右衛門の門人といわれるが不明。「十三鐘」「鳥辺山」などの芝居唄を作曲した。元禄(げんろく)年間関西活躍享保(きょうほう)5年5月6日死去。

湖出金四郎(2代) こいで-きんしろう

湖出市十郎(こいで-いちじゅうろう)(初代)

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の湖出金四郎の言及

【鳥辺山】より

…鳥辺山(鳥辺野)で心中する男女,源五兵衛・おまんを扱った俗謡が近世初期に流行したが,この2人を主人公とする浄瑠璃や歌舞伎狂言(おまん源五兵衛物),あるいはこの状況を用いた歌舞伎や邦楽が作られている。(1)地歌 近松門左衛門作詞,湖出金四郎作曲,岡崎検校(1684‐1753)改調。1706年(宝永3)正月京都の都万太夫座および同年夏大坂の岩井座で上演された歌舞伎狂言《鳥辺山心中》の道行に用いられた曲を岡崎検校が地歌に移したとされる。…

※「湖出金四郎」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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