日本歴史地名大系 「湯屋島村」の解説 湯屋島村ゆやのしまむら 大阪府:大阪市東住吉区湯屋島村[現在地名]東住吉区湯里(ゆさと)一―六丁目住吉郡に属し、中野(なかの)村の南にある。東の村境を今(いま)川が北流し、西の村境近くを八尾(やお)街道が南北に走り、集落がこれに沿う。富田(とんだ)新田の開発までは西端を西除(にしよけ)川が北流していた。往古温泉が湧出したので村名が生じたという(大阪府全志)。明治以降は湯谷島村と記されることが多い。南の村境付近を古代磯歯津(しはつ)路が東西に通ったと考えられる。天正二〇年(一五九二)三月二三日の豊臣秀吉朱印状(足守木下家文書)に高四四一石余「ゆやの島」とみえ、秀吉の室北政所領。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by