湿気羊歯(読み)しけしだ

精選版 日本国語大辞典 「湿気羊歯」の意味・読み・例文・類語

しけ‐しだ【湿気羊歯】

  1. 〘 名詞 〙 シダ類ウラボシ科の落葉性の多年草。各地の山野湿地林下に生える。葉は長くはう根茎から生じ、長さ一〇~二〇センチメートルの葉柄があり、褐色鱗片がまばらに着く。葉身は柔らかな草質の披針形または楕円状。葉柄と同寸ぐらいで、多数の羽片からなる一回羽状複葉。羽片は披針形または長楕円状で先は次第に狭まり、一〇~一三対の裂片にさらに深裂する。裂片は先がやや円みを帯びた三角状で、中脈の両側線形包膜に被われた胞子嚢群が斜めに三~五対並ぶ。〔日本植物名彙(1884)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞

動植物名よみかた辞典 普及版 「湿気羊歯」の解説

湿気羊歯 (シケシダ)

学名Deparia japonica
植物。ウラボシ科の落葉多年草

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む