源太屋敷村(読み)げんだやしきむら

日本歴史地名大系 「源太屋敷村」の解説

源太屋敷村
げんだやしきむら

[現在地名]塩川町源田屋敷げんだやしき

新井田にいだ村の北、姥堂うばどう川の西岸に位置する。熊倉組に属し、西は渋井しぶい(現喜多方市)。集落北東部に至徳年間(一三八四―八七)蘆名氏家臣平田大隅が築いたと伝えるかがみヶ城跡がある。本丸・二の丸・三の丸からなる連郭式平城で、周辺には平田氏家臣の佐藤・武藤・須藤・一国の各氏が住んだという館跡があった(「新編会津風土記」など)。のち平田大隅の子孫は蘆名氏四天の宿老の一に数えられる重臣となっている。天正一七年(一五八九)六月六日、前日の磨上原合戦で蘆名義広を破った伊達政宗は「けんたやしき」にも出陣、このとき瀬上景康が政宗に鉄砲をもたらしている(伊達天正日記)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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