普及版 字通 「溘」の読み・字形・画数・意味
溘
13画
[字訓] すみやか・にわかに
[説文解字]
[字形] 形声
声符は盍(こう)。〔説文新附〕十一上に「奄忽(えんこつ)なり」とあり、副詞に用いる。〔楚辞、離騒〕に「(むし)ろ溘(すみ)やかに死して以てすとも 余(われ)此の態を爲すにびざるなり」とあり、溘死・溘逝のようにいう。
[訓義]
1. すみやか、にわかに、たちまち。
2. 水の流れるさま、にわかに至るさま。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕溘 タチマチ・ニハカ・イタル 〔字鏡集〕溘 ヨル・オホフ・ニハカ・イタル・タチマチ・ミツ
[熟語]
溘焉▶・溘溘▶・溘死▶・溘至▶・溘謝▶・溘逝▶・溘然▶・溘▶・溘匝▶
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報