溶岩湖(読み)ヨウガンコ

最新 地学事典 「溶岩湖」の解説

ようがんこ
溶岩湖

lava lake

溶融状態の溶岩が火口または凹陥地に湖水のようにたまっているもの。粘性の小さい玄武岩質溶岩からなるものが多い。噴火の際に流出した溶岩流がくぼみにたまったもので,時間とともに冷却固結していくもの。噴火のときに火口に溶岩がたまって生じた溶岩湖と,地下のマグマだまりに直接連絡して火口を満たし,静水圧的平衡を保っていると考えられる溶岩湖がある。前者の例としてはKilauea火山の噴火(1959)でKilauea Iki火口に生じたものがあり,後者の例としてNyiragongo火山の山頂火口にあるものやKilauea火山Halemaumau火口に1924年まで数十年間ほとんど連続的に存在していた溶岩湖がある。この型の溶岩湖では活発な対流が持続し,流動性に富んだ新鮮な溶岩が常に表面でみられる。

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岩石学辞典 「溶岩湖」の解説

熔岩湖

液状熔岩を湛えている噴火口.この語は固化したものや部分的に固化したものも熔融した熔岩湖と同じに使用する[Perret : 1950].噴火口内の熔岩湖はマグマ圧力に応じて上下し,流動性のある熔岩を長く湛えていることが多い.

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「溶岩湖」の意味・わかりやすい解説

溶岩湖
ようがんこ
lava lake

溶けた状態の溶岩が火口に湖水のようにたまっているもの。流動性の大きい玄武岩質の溶岩から成るものが多い。ハワイのキラウエア火山などでみられる。

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世界大百科事典(旧版)内の溶岩湖の言及

【噴火】より

…山体の中心部にある定常的な火口からの噴火は中心噴火と呼ばれ,山腹の側火口からの噴火は側噴火(側火山),割れ目火口からのものは割れ目噴火と呼ばれる。火口に流出した高温の溶岩が長時間滞留すれば溶岩湖を形成する。比較的粘性の低い溶岩が斜面を流下すれば溶岩流が生じるが,もっと粘性が高いと溶岩円頂丘火山岩尖を生じる。…

【溶岩】より

火山の火口内に溶けた溶岩の溜りができることがある。これを溶岩湖という。地下から供給される溶岩の熱量と表面からの冷却がつり合う場合は,溶岩湖は長期間定常的に存在する。…

※「溶岩湖」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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