溶岩湖(読み)ヨウガンコ

デジタル大辞泉 「溶岩湖」の意味・読み・例文・類語

ようがん‐こ【溶岩湖】

地表に流出した溶岩が、くぼ地や火口にたまったもの。粘性が低い玄武岩質の溶岩からなるものが多い。ハワイ島キラウエアエチオピアエルタアレバヌアツアンブリム島のマルム火口の溶岩湖が知られる。

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岩石学辞典 「溶岩湖」の解説

熔岩湖

液状熔岩を湛えている噴火口.この語は固化したものや部分的に固化したものも熔融した熔岩湖と同じに使用する[Perret : 1950].噴火口内の熔岩湖はマグマ圧力に応じて上下し,流動性のある熔岩を長く湛えていることが多い.

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「溶岩湖」の意味・わかりやすい解説

溶岩湖
ようがんこ
lava lake

溶けた状態溶岩が火口に湖水のようにたまっているもの。流動性の大きい玄武岩質の溶岩から成るものが多い。ハワイのキラウエア火山などでみられる。

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世界大百科事典(旧版)内の溶岩湖の言及

【噴火】より

…山体の中心部にある定常的な火口からの噴火は中心噴火と呼ばれ,山腹の側火口からの噴火は側噴火(側火山),割れ目火口からのものは割れ目噴火と呼ばれる。火口に流出した高温の溶岩が長時間滞留すれば溶岩湖を形成する。比較的粘性の低い溶岩が斜面を流下すれば溶岩流が生じるが,もっと粘性が高いと溶岩円頂丘火山岩尖を生じる。…

【溶岩】より

火山の火口内に溶けた溶岩の溜りができることがある。これを溶岩湖という。地下から供給される溶岩の熱量と表面からの冷却がつり合う場合は,溶岩湖は長期間定常的に存在する。…

※「溶岩湖」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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