20世紀日本人名事典 「滝定助」の解説
滝 定助
タキ サダスケ
明治〜昭和期の実業家 名古屋銀行頭取;名古屋商工会議所副会頭。
- 生年
- 明治2年1月15日(1869年)
- 没年
- 昭和7(1932)年10月27日
- 出生地
- 尾張国名古屋東万町(愛知県)
- 学歴〔年〕
- 愛知一中〔明治18年〕卒
- 経歴
- 名古屋で呉服卸商を営む先代滝定助の長男に生まれ、明治36年家業を継ぎ、定助を襲名した。39年滝定合名会社に改組して代表社員となる。京都・大阪・上海に支店を設け、織物商・輸入商としてめざましい発展を遂げ、43年には欧米を旅行、大正3年から度々中国・朝鮮を視察した。名古屋銀行頭取、東陽倉庫社長、帝国撚糸織物社長などをはじめ幅広く実業界に進出、中京財界の重鎮として活躍。10年名古屋商工会議所副会頭を務めた。また昭和4年商工審議会臨時委員・内閣資源局委員となり、6年全国産業団体連合会常任委員に選ばれた。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報