滴血(読み)てきけつ

精選版 日本国語大辞典 「滴血」の意味・読み・例文・類語

てき‐けつ【滴血】

  1. 〘 名詞 〙
  2. したたり落ちる血。また、血をしたたらすこと。
    1. [初出の実例]「しるべし、浄穢は離人の滴血なり」(出典:正法眼蔵(1231‐53)洗浄)
  3. 非常な苦心を形容していう語。
    1. [初出の実例]「読去て滴血(テキケツ)の実なく、致知の功をろそかならば、却て先師のおそれし弊に陥んか」(出典翁問答(1650)跋)

てっ‐けつテキ‥【滴血】

  1. 〘 名詞 〙てきけつ(滴血)

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普及版 字通 「滴血」の読み・字形・画数・意味

【滴血】てきけつ

血族弁別する法。俗に、血族者の血は屍骨に入るという。〔余叢考、二十七、滴血〕屍を驗するに、血の法り。~按ずるに南(梁武帝諸子、予章王綜伝)に、~其の屍を出だし、血を瀝(そそ)ぎて之れを試みるに、にしてりと。~血の法は、其れ六れるか。

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