潟町新田(読み)かたまちしんでん

日本歴史地名大系 「潟町新田」の解説

潟町新田
かたまちしんでん

[現在地名]大潟町潟町

北国街道に沿った日本海沿岸の村で、北東九戸浜くどはま村、南西四ッ屋浜よつやはま村。寛永(一六二四―四四)八木という人物により開発されたと伝える。正保国絵図に潟町村高一一石余とみえる。寛文元年(一六六一)から延宝六年(一六七八)にかけて行われた大潟新田開発によって三四三石三斗余が開発されている(笠原家文書)。天和三年郷帳には高三四三石三斗余。また別に同新田高一四八石四斗余、うち野高一石・塩高六斗とある。元禄郷帳の高四九一石八斗余は両新田の合計高と推定される。北国街道の伝馬宿で、延宝七年の越州四郡高帳には「潟町と申所新駅馬」と記される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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