潮懸り(読み)シオガカリ

デジタル大辞泉 「潮懸り」の意味・読み・例文・類語

しお‐がかり〔しほ‐〕【潮懸(か)り】

船を停泊させて潮時を待つこと。天候による停船にもいう。

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精選版 日本国語大辞典 「潮懸り」の意味・読み・例文・類語

しお‐がかりしほ‥【潮懸・汐懸・塩懸】

  1. 〘 名詞 〙 潮の干満による流れが航海中の船の進行と逆方向(逆潮)のとき、船を停泊させて順潮を待つこと。日本沿岸航海は地形上からくる潮流変化によって進行を妨げられることが多く、うまく逆潮を避けるのは船頭技術の一つであった。また、転じて、風待ち、日和待ちなど、天候による停泊の場合にも使うことがある。しおがけ。
    1. [初出の実例]「船元迄又太郎殿御座候て暇乞被成、それより蕨嶋に塩懸仕候」(出典上井覚兼日記‐天正一一年(1583)正月一三日)

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