逆潮(読み)サカシオ

デジタル大辞泉 「逆潮」の意味・読み・例文・類語

さか‐しお〔‐しほ〕【逆潮】

地形風力原因で、主な潮流と逆方向に流れる潮流。⇔真潮ましお

ぎゃく‐ちょう〔‐テウ〕【逆潮】

船の進行方向または風向き反対方向に流れる潮流。⇔順潮

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「逆潮」の意味・読み・例文・類語

ぎゃく‐ちょう‥テウ【逆潮】

  1. 〘 名詞 〙 船の進行方向、または風向きと反対の方向に流れる潮流。ある時代社会思想の流れについてもいう。
    1. [初出の実例]「社会の逆潮(ギャクテウ)彌々高くして」(出典明治の基督教文学(1909)〈柏井園〉)
    2. [その他の文献]〔崔顥‐長干曲・其三〕

さか‐しお‥しほ【逆潮】

  1. 〘 名詞 〙 主な潮の流れにさからって流れる潮の流れをいう。⇔真潮(ましお)
    1. [初出の実例]「さかしほとなすは霞の海辺哉〈松安〉」(出典:俳諧・口真似草(1656)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android