潮瀬(読み)シオセ

デジタル大辞泉 「潮瀬」の意味・読み・例文・類語

しお‐せ〔しほ‐〕【潮瀬】

海面に見える潮の流れ。潮流
「―の波折なをりを見れば遊び来るしび鰭手はたでに妻立てり見ゆ」〈武烈紀・歌謡

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精選版 日本国語大辞典 「潮瀬」の意味・読み・例文・類語

しお‐せしほ‥【潮瀬】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 潮の流れるところ。潮流。
    1. [初出の実例]「斯本勢(シホセ)の 波折りを見れば 遊び来る 鮪(しび)端手(はたで)に 妻立てり見ゆ」(出典古事記(712)下・歌謡)
  3. 時の流れ。なりゆき。
    1. [初出の実例]「生死の汐瀬(シホセ)を超えて、自分は古く古く実在と共に在ったのを感ずる」(出典:青春(1905‐06)〈小栗風葉〉秋)

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