潮馴る(読み)シオナル

デジタル大辞泉 「潮馴る」の意味・読み・例文・類語

しお‐な・る〔しほ‐〕【潮×馴る】

[動ラ下二]衣服に潮けがしみてよれよれになる。よごれる。
形見に添へ給ふべき身馴れ衣も―・れたれば」〈蓬生

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精選版 日本国語大辞典 「潮馴る」の意味・読み・例文・類語

しお‐な・るしほ‥【潮馴】

  1. 〘 自動詞 ラ行下二段活用 〙 海水潮気に湿る。海辺生活にそまる。転じて、あかじみてよごれる。潮じむ。
    1. [初出の実例]「鈴鹿山伊勢をのあまの捨衣しほなれたりと人や見るらむ〈藤原伊尹〉」(出典:後撰和歌集(951‐953頃)恋三・七一八)

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