潰散(読み)カイサン

精選版 日本国語大辞典 「潰散」の意味・読み・例文・類語

かい‐さんクヮイ‥【潰散】

  1. 〘 名詞 〙 争いやいくさなどに負けてちりぢりになること。また、そのようにさせること。
    1. [初出の実例]「潰散 クヮイサン 退散義也」(出典:文明本節用集(室町中))
    2. [その他の文献]〔後漢書‐臧洪伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「潰散」の読み・字形・画数・意味

【潰散】かい(くわい)さん

ばらばらになる。〔世説新語徳行〕軍人潰散して山澤に走し、皆多く死す。(陳)、獨り焦を以て活くることを得たり。

字通「潰」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む